アケボノチョウ 飼育・餌付けのポイント – 海水魚図鑑


海水魚のなかで飼育が難しいとされているチョウチョウウオですが、アケボノチョウチョウウオの飼育難易度はそれほど高くはありません。

  • 学名 Chaetodon melannotus
  • 和名 アケボノチョウチョウウオ
  • 英名 Blackback butterflyfish

アケボノチョウチョウウオ飼育する前に

アケボノチョウチョウウオを上手に飼育するポイントは、状態をよく確認すること頃から始めましょう。
どのような上級者であっても購入する生体の状態が悪ければだめです。水槽の隅っこでいじけている子や動きが機敏でない子は駄目です。口がつぶれている子も駄目です。

チョウチョウウオが難しいといわれる由縁は、海外からの輸送状態が悪くなかなか元気いい個体は入ってきません。動きの良い魚を自分の目で選ぶことが一番重要なポイントです。

アケボノチョウチョウウオ飼育する(餌付け)

チョウチョウウオの中でもアボノチョウチョウウオの餌づけは簡単です。ショップなどで購入の際は、粒餌を食べる個体のみを選び購入するべきです。

自分でアケボノチョウチョウウオを餌付けする

アサリなどで餌付けするという方もおられますが、アサリなどの生エサは非常に水を汚し細菌を水槽内に誤って入れてしまう場合もあるので、飼育難易度が高いチョウチョウウオ以外は使用を控えるべきです

アケボノチョウチョウウオなどの簡単な種類は、まずは粒餌からスタートさせます。理由は、結構食べてくれる個体が多いからです。粒餌に見向きもしない場合でも、しつこく数日は継続して与えましょう。それでも駄目らなら、冷凍ブラインシュリンプに切り替えて餌付けてきます。

粒餌よりも冷凍ブラインシュリンプで餌付ける方が簡単ですが、私と同じでおいしいものになれるとグルメになり、後に粒餌を食べなくなることがあります。アケボノチョウチョウウオの餌付けは、できるだけ粒餌を優先させる意味はココにあります。

上記を試しても粒餌も冷凍ブラインシュリンプも食べない場合は、良い魚を選べなかったということです。

アケボノチョウチョウウオ 白点病を知る(病気)

アケボノチョウを含めチョウチョウウオの飼育で克服しなければいけないのが、白点病との闘いです。海水魚を飼育するうえで白点病は一度は必ず経験する病気と言えます。

白点病の原因は主に水質変化により白点病にかかることが多いです。水質変化と言ってもアバウトなので具体的な例を上げていきます。

水温変化

水槽内の飼育温度が急激に変化することにより白点病にかかるケースが考えられます。1日を通して緩やかな水温変化に対しては問題ありませんが、水替えなどの際に、大量に水を入れ替えるとそれがきっかけで白点病になるきっかけとなります。

新しい海水魚を水槽に入れる

水槽に新たに海水魚を迎い入れる際にはとくに注意が必要です。水槽のろ過能力以上の海水魚を飼育すると、必ずと言っていいほど白点病などの病気が蔓延してしまいます。水質が安定した水槽では、白点病などの病気はほぼ蔓延することはありません。
安定した水質に、新しく海水魚が入居することによりろ過能力がオーバーしてしまい、水質を悪く傾けてしまいます。水槽のろ過能力えお見極める目を養わなければ、さまざまな種類の海水魚を混泳させることはできません。

水槽の底砂掃除

白点病は寄生虫により引き起こされる病気で、その原因となる病原虫を完全に死滅させることは難しい。結論として、水槽内には必ずいると思って対処することが重要です。

水槽内から魚を出せない環境下で飼育されている方は、底砂掃除をしないという選択も1つの方法です。水槽内の底砂は、ろ材でありさまざまなバクテリアや寄生虫が生息しています。底砂を掃除してしまうと飼育水に多くの寄生虫が舞い上がってしまい、好気バクテリアと嫌気バクテリアがその位置を強制的に入れ替えられたりと、ろ過能力にも影響を及ぼします。

結論として、底砂は極力掃除しない方が白点病の発生を防ぐには良いと思います。